【コラム】米国、台湾危機に在韓米軍の一方的派遣可能(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.06 13:22
ロシアのウクライナ侵攻以降、台湾海峡の緊張が高まっている。8月のナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問後、中国の武力示威が続いているからだ。さらにウクライナ事態に対する国際社会の消極的な対応を目撃した中国が、台湾を侵攻しても深刻な事態にはならないと見る可能性が高まった。
いかなる原因であれ台湾海峡で武力衝突が生じる場合、韓国としては対岸の火事にはならない。すぐに韓国が直面すると予想される状況は二つある。一つはいかなる形であれ台湾事態に韓国が介入してほしいという米国の圧力であり、もう一つは在韓米軍が動員される可能性だ。この場合、韓国は台湾事態に巻き込まれ、在韓米軍が台湾で派兵されるのを傍観するしかないのだろうか。韓米同盟に関する各種条約などに基づいて韓国の選択肢を見てみよう。