「豪雨に身震いする」半地下居住62万人…現実版『パラサイト』の惨憺たる現場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.11 08:47
「お金がなく半地下の部屋に長く住んだがとても恐ろしい瞬間でした」(ソウル・冠岳区の生活保護受給者リュさん)。
「今後半地下の部屋には絶対住まないでしょう」(ソウル・銅雀区新大方洞の会社員パク・ソジンさん)。
8~9日の豪雨で浸水したソウルの半地下住宅居住者は歯ぎしりした。10日に取材陣が訪ねたリュさん(72)の半地下の部屋は戦場のようだった。家電製品と家具は外に出してあり、床材ははがされていた。壁には大人の腰の高さまで水があふれた跡が鮮明だった。リュさんは「8日夜に30分もしないで水があふれた。『早く出てこい』という夫の叫びに身ひとつで抜け出した」と話した。リュさんはソウル・瑞草区(ソチョグ)の家賃35万ウォンの半地下住宅に住んでいたが、3年前にさらに安い20万ウォンのここにきたという。彼は「生活保護50万ウォンでどうやって暮らしていくか先が見えない」とため息をついた。