韓国、物価高で学校給食も赤信号…肉のおかずも減るか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.11 10:01
急激な物価が上がり食材価格も上昇するとソウル市教育庁が無償給食支援金を増やす案を推進している。費用を増やさなくては給食の質を維持することが難しいという判断からだ。予算を分担する25自治区との協議が円滑に行われ、2学期から給食単価を引き上げることができるものとみられる。
10日ソウル市教育庁は2学期の学校給食費支援単価を引き上げる案を推進中だと明らかにした。無償給食予算は教育庁が50%、ソウル市が30%、各自治区が20%ずつ分担する。ソウル市教育庁関係者は「9月補正予算を通した2学期の給食費の目標引き上げ金額は100億ウォンで、教育庁が50億ウォン、ソウル市が30億ウォン、25自治区が20億ウォンを負担することを目指している」とし、「ソウル市と20自治区から肯定的な回答を受け、残りの5個の自治区から回答を待っている」とした。
現在、ソウル市は管内すべての国・公私立小・中・高など生徒を対象に無償給食を施行している。2011年住民投票を経て無償給食条例案が成立した後、昨年すべての学校の全学年に拡大した。今年3月からはソウル公私立幼稚園も無償給食支援が始まった。