日本防衛相「中国の脅威…防衛費1%の枠にこだわらず増やす」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.20 13:50
日本政府が対中国牽制や宇宙・サイバー対応力強化などのために、防衛費増額に本格的に乗り出す意向を示した。岸信夫防衛相は20日に掲載された日本経済新聞とのインタビューで、これまで日本政府の暗黙的な防衛費増額の上限だった「国内総生産(GDP)比1%ルール」にこだわらない方針だと述べた。
岸防衛相は防衛費増額の最大の理由に中国の軍事力増大を挙げた。岸防衛相は日中間の軍事バランスについて「近年は非常に中国側に傾き、毎年広がっている」とし「従来と根本的に異なる速度で防衛力を強化しないといけない」と述べた。また、「(防衛費増額は)GDPとの対比で考えることはない。我が国(日本)を守るために必要な経費をしっかり手当てする」とし「そのためにいくら必要かという考え方でやっていかないといけない」と強調した。
日本政府は1976年の三木内閣当時、「防衛費は国民総生産(GNP)比1%以内にする」と閣議決定した。1987年に中曽根内閣がこの枠を廃止し、1987~89年には防衛予算がGNP比1%を超えたこともあった。