【社説】時代錯誤的な「歴史歪曲防止法」は撤回すべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.18 11:09
韓国与党・共に民主党の議員12人が最近発議した「歴史歪曲防止法」は一言で時代錯誤的だ。表現の自由を侵害する危険性が高く、不必要に国論分裂と陣営の葛藤を増幅させるおそれがある。
今回の法案の代表発議者は、4・7補欠選挙後に新しく構成された民主党指導部に最高委員として加わった金容民(キム・ヨンミン)議員だ。その間、多くの論議を呼んだ「親文強硬派」の初選政治家だ。法案に共に名を連ねた金南局(キム・ナムグク)議員、李在汀(イ・ジェジョン)議員も親文性向に分類される。
この法案によると、3・1独立運動と4・19民主化運動のほか、日本帝国主義の暴力・虐殺・人権蹂躪およびこれに抵抗した独立運動に関する事実を歪曲したり、歪曲に同調したりする行為を禁じている。日本帝国主義を象徴する軍事旗(旭日旗など)や造形物を使用する行為などに対して最大10年の懲役刑または2億ウォン(約1920万円)以下の罰金刑を科す。