【リセットコリア】韓日軍事不信解消のため国防長官が会うべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.15 10:36
バイデン米大統領は韓国を北東アジアの平和と繁栄のリンチピン(核心軸)、日本をインド太平洋の平和と繁栄の礎石だと述べた。韓日は歴史・領土問題などで葛藤があるが、自由民主主義と市場経済体制、人権を重視し、戦後の経済発展を実現させ、北朝鮮の軍事的脅威に対して過去70年間、米国との同盟を中心に同じ道を歩んできた。しかし日本は数年前から外交青書で価値観の共有を削除した。最近は強制徴用問題と慰安婦賠償判決などをめぐる葛藤で荒波が予想される状況だ。新しい韓日関係が強く求められている。バイデン政権もこれを期待している。
これを解決する案として韓日軍事協力を考慮することができる。日本は韓国戦争(朝鮮戦争)以降、米軍と国連軍の後方基地となってきた。現在、北朝鮮の軍事的脅威に対する連合作戦態勢にも重要な役割を担っている。在韓米軍は陸軍中心、在日米軍は海軍・空軍・海兵隊中心に構成され、戦略的に分離することはできない。トランプ大統領はもちろん、バイデン政権が韓日米安保協力を重視する理由だ。
問題は韓日の軍事的信頼に亀裂が生じている点だ。韓日米安全保障協力の要諦となる韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)はもちろん、哨戒機の問題をめぐる葛藤が最近、韓国の国防白書でまた提起された。軍事専門家らはこれを深刻な危機と規定する。与野党国防委の議員と外交・国防当局者が出席して毎年開かれる韓日安保戦略対話で海上・空中事故防止のために韓日協定を締結すべきという提案が出てきたが、実行されていない。最近は東海(トンヘ、日本名・日本海)上で中国・ロシア軍用機の訓練が増え、領空侵犯など偶発的な衝突状況が憂慮される。特に今月1日の中国海洋警察法発効で海上での武力衝突の危険が高まった。