在韓米軍A-10機、飛行訓練中に誤って演習弾落とす
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.29 07:48
在韓米軍のA-10(サンダーボルトII)対戦車攻撃機が訓練中、誤って演習弾を地上に落下させていたことが分かった。
28日の米軍事専門紙「星条旗(Stars and Stripes)」によると、A-10のパイロットは13日、日常的な飛行訓練中、江原道寧越郡(ヨンウォルグン)必勝射撃場付近の奥地に爆発しない演習弾を落とした。
烏山(オサン)第51戦闘飛行団は「当時パイロットが指定された訓練場の外で演習弾を誤って落とした」と明らかにしたが、どの種類の演習弾かは説明しなかった。
在韓米軍は韓国国防部にこうした事実を知らせ、直ちに韓米合同捜索作戦に入った。その後、韓米軍当局は演習弾が落下したと推定される地形をみると危険はないと判断し、3日後に捜索を終了した。
米軍側は「今後、類似事故の発生の可能性を減らすために追加の措置を取った」と述べた。
A-10は機体にGAU-8/Aアベンジャー30ミリ回転式機関砲1門を装着する。約1170発を装着した30ミリ機関砲弾は劣化ウランで処理された徹甲焼夷弾で、戦車や装甲車を貫通する。このため「タンクキラー」とも呼ばれる。
在韓米空軍は2030年代までに地上軍に対する近接航空支援(CAS)作戦を遂行するため、烏山基地に配備されたA-10機24機の翼を改良した。