【コラム】抗日武装闘争史でも分裂を招く韓国政府(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.28 13:26
1920年10月21日午前8時ごろ、中国吉林省和龍市白雲坪。北路軍政署第2梯隊600人が息を殺して待ち伏せしていた。ついに日本軍が現れた。第2梯隊長の鉄騏・李範ソク(イ・ボムソク)の銃声に安川二郎少佐が倒れた。独立軍600人は一斉に射撃を始めた。26日まで青山里(チョサンリ)の谷のあちこちで繰り広げられた青山里戦闘の始まりだった。
抗日武装闘争史で最大の勝利だった青山里戦闘が100周年を迎えた。ところが記念行事は「比較的」静かに行われた。日本との関係で強硬姿勢を見せ、国軍の根を光復軍に正すべきと強調する文在寅(ムン・ジェイン)政権なら、大々的に開催することも考えられた。意外だ。24日に国立中央博物館で丁世均(チョン・セギュン)首相をはじめとする政府関係者や独立有功者の遺族が出席した中、「青山里大捷第100周年記念式」が開かれただけだ。文在寅大統領のメッセージはなかった。なぜだろうか。