福島汚染水の海洋放出を強行しようとする日本…「今月中に決定」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.16 16:11
日本政府が福島第一原発で発生している汚染水を海洋放出する方針を固めた。16日、日本メディアは「政府は今月中にも関係閣僚による会議を開き、海洋放出処分の方針を決める」と伝えた。テレビ朝日は「27日にも『海洋放出』での処分を決定する方針であることが分かった」と伝えた。
梶山弘志経済産業相はこの日、閣議後の記者会見で、汚染水処理方針に関連して「廃炉作業を遅延させないためにも日々増加する処理水の取り扱いについて早期に方針を決定する必要がある」としながら「政府が責任をもって結論を出していきたい」と話した。続いて決定時期に関しては「未定だ」としつつ、漁民からも意見を取りまとめて協議をしていくとの意向を明らかにした。
日本政府は今年2月、専門家会議を通じて「海洋放出」と「蒸気排出」の2案を提示した。4月からは各地方自治体と農林水産業界関係者を対象に公聴会を実施してきたが、漁業界は海洋放出に強く反対してきた。