米伝染病最高権威者「コロナは今始まったばかり…終息はまだ遠い」警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.10 15:03
米国最高の伝染病専門家と評価されるアンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態は今始まったばかりだと警告した。
9日(現地時間)、米国政治専門紙「ザ・ヒル」によると、ファウチ氏は米国生命工学革新定期カンファレンスに出席して「新型コロナが全世界に広がるのにわずか1カ月しかかからなかった」とし「ウイルスの大流行はまだ開始段階であり、終息はまだまだ先だ」と診断した。現在まで新型コロナの感染者は世界あわせて約700万人、死亡者は40万人ほどに達する。
ファウチ氏は重症急性呼吸器症候群(SARS)やエイズウイルス(HIV)、エボラなどと比べても、新型コロナは「最悪の悪夢」だと評価した。新型であるうえに呼吸器疾患であり、伝染性が強く致命率も高いなど、ウイルスが持てる悪い要素をすべて備えているということだ。ファウチ氏は「SARS、HIV、エボラは発病初期にある程度統制が可能だった」としながら「SARSの場合、伝染性がそれほど強くなかったため公共衛生対策だけでも自己消滅することができた」と説明した。
ファウチ氏はワクチン開発の可能性は楽観した。政府が、開発される治療剤・ワクチンの価格策定を強制することはできないだろうとしながらだ。ファウチ氏は「世界的に非常に多くの量が必要なので、ワクチン業界で一つ以上は成功するだろう」と予想した。世界保健機構(WHO)によると、2日基準で124種類以上の新型コロナ治療剤が開発されている。