仏オリンピック委会長「新型コロナ、5月にまだ危機的状況なら五輪開催を見通せない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.03.17 09:09
この5月が2020東京オリンピック(五輪)の正常開催を決める重大な峠になるという見通しが出てきた。
フランスオリンピック委員会(CNOSF)のマセリア会長は17日(日本時間)、ロイター通信とのインタビューで「5月末でもまだ〔新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が〕危機的状況なら開催を見通せない」と述べた。
あわせて「ある時点で選手たちに五輪を開催するかどうかについて知らせなければならない」と強調した。
最近、日本を訪問したマセリア会長は18日、国内オリンピック委員会(NOC)委員長会議を主宰する。
マセリア会長は「NOC会議で多くのことが決定できるかどうかは分からない」としつつも「国際オリンピック委員会(IOC)を信じており、より多くの情報を待っている」と話した。
NOC会議に先立ち、17日夜に開かれるIOC種目別国際連盟(IF)代表者会議の内容に神経を尖らせているとみることができる。
IOCは全世界に拡散した新型コロナへの対応策を話し合うために緊急テレビ会議を開く。最近、新型コロナで東京五輪の種目別予選が相次いで延期または中止になって支障が出始めたことを受けて急きょ招集された。会議では予選とあわせて五輪開幕についても意見が行き来する可能性がある。
一方、新型コロナが拡散していることを踏まえ、7月24日開幕予定の東京五輪開催を延期または最小するべきだという世界的な世論が拡散している。