<文大統領新年会見>「南北関係は我々の問題…日本も強制徴用解決法を提示してほしい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.14 13:56
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、「南北関係と米朝関係はともに楽観することもできないが、悲観する段階ではない」と話した。文大統領はこの日午前、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館で開かれた新年記者会見で「いま米朝関係の対話膠着状態と重なり南北関係も困難をぶつかっているが、対話を通じて協力を広げていこうとする努力は今も持続していて、十分にうまくやっていくことができる」と、このように明らかにした。
文大統領は、ドナルド・トランプ米大統領が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長に誕生日を祝うメッセージを伝言したことに関する論争に対しても口を開いた。これに先立ち、青瓦台は「トランプ大統領のお祝いメッセージを北朝鮮に伝達した」と明らかにしたが、北朝鮮は11日「南朝鮮が分不相応に前のめりになっている」〔金桂冠(キム・ケグァン)外務省顧問〕と反発した。
これについて文大統領は「鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が韓日米安保当局者会議のために訪米した際に、事前の予定なくトランプ大統領が(鄭室長を)執務室に呼び、金正恩委員長への誕生日メッセージ伝達を託した。トランプ大統領はそれだけでは足りないと思ったのか、これとは別に親書を全く同じ内容で送った」と説明した。あわせて「米国が北朝鮮を依然として最も重要な外交事案と感じているというメッセージ」とし「そうした点で私は非常に肯定的に評価したい」と話した。