北の露骨な韓国無視…その背景にはハノイでのノーディル、金剛山観光再開不発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.01.13 11:24
「ゆでた牛の頭が大笑いする」(2019年8月16日の文在寅大統領の光復節祝辞での平和経済提案に対する北朝鮮の立場)と言っていたかと思えば「馬鹿の境遇になるのを願わないならば自重している方がよかろう」(1月11日の鄭義溶国家安保室長の誕生日祝賀メッセージ伝達に対する北朝鮮の立場)とまで言われた。際限なく手を差し伸べる韓国に北朝鮮がこれほどまで面罵と無視で一貫する理由は何だろうか。
複数の政府内外消息筋は昨年2月のハノイでのノーディールによる不信増幅を主な理由に挙げた。北朝鮮は2018年9月に平壌(ピョンヤン)南北首脳会談共同宣言で「寧辺核施設の永久的廃棄」に合意し、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁解除などが担保されたものと理解したという。
ハノイ会談直前である昨年1月に金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が米国を訪問した際に「寧辺のほかに別の核施設はない」という趣旨で主張したのもこうした背景だったという。米国が具体的な非核化措置計画を問うと、「それは最高指導者が決めること」という形でごまかし、制裁緩和だけ主に要求したということだ。