安倍首相「クリスマスイブに文大統領と会う」言及も…関心はすべて中国に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.12.14 11:34
「2国間外交も年末まで全力投球です。(今年)最後のスパートです」。13日、東京のホテルで開かれた時事通信傘下・内外情勢調査会月例会で講演した安倍晋三首相がこのように述べた。今年1年間の自身の外交成果を強調するところで出てきた発言だ。安倍首相はこの日、「クリスマスイブの日には成都において日中韓サミットに出席し、この機に習近平国家主席、李克強首相との首脳会談、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との日韓首脳会談を行う予定」と説明した。
中国の指導者、文大統領との「クリスマスイブ首脳会談」に言及したが、それ以降は中国関連の発言ばかりだった。安倍首相は昨年5月に日本で開催された韓日中首脳会談当時に中国の李首相と北海道を共に訪問したことを紹介した。続いて「中国へのコメ輸出は昨年の6割増しのペースで伸びた」「中国からの観光客も政権交代前の3倍以上に増えた」と伝えた。そして「日中関係は完全に正常な軌道に戻った。日中は切っても切れない関係であり、両国はアジアや世界の平和、安定、繁栄に大きな責任を有している」と強調した。安倍首相は「中国との間には様々な懸案が存在しているが、これまでも、こうした懸案は習主席に直接提示してきており、主張すべきはしっかりと主張し、前向きな対応を強く求めていく考えに変わりはない」とも語った。