韓経:韓国経済専門家ら「成長生態系崩れる…このままではL字型沈滞」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.07 09:56
韓国の経済専門家は今年または来年を基点に韓国が年1%台の低成長局面に進入する可能性が高いと診断した。彼らは韓国政府が規制改革を通じ「起業しやすい環境」を作る形に政策方向を変えなければ「L字型長期沈滞」は避けられないと警告した。
韓国経済新聞は6日、10月12日の創刊55周年を迎え茶山(タサン)経済学賞を受賞した専門家11人を対象に緊急電話インタビューとアンケート調査をした結果、高麗(コリョ)大学経済学科の田炳憲(チョン・ビョンホン)教授ら6人(55%)が「今年と来年の経済成長率は1%台にとどまるだろう」と予想した。残りの5人も「来年も景気が回復するのは容易でないだろう」とみた。韓国経済新聞が1982年に丁若ヨン(チョン・ヤクヨン)の「実事求是」の精神を賛えて制定した茶山経済学賞は韓国の経済学分野で最高権威と認められる賞だ。
経済専門家らは今年と来年の成長率を1%台と予想した理由として、▽企業投資減少▽消費萎縮の兆し▽米中貿易紛争など対外環境悪化などを挙げた。景気回復時期を来年と2021年とする回答者は1人ずつにとどまり、残りの9人はL字型沈滞が続くと予想した。西江(ソガン)大学の金秉柱(キム・ビョンジュ)名誉教授は「外であれ中であれ景気を反騰させるほどの要因はひとつもみられない」と話した。