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<WBC>韓国、恵まれた組み合わせも…問題はチーム内

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.26 11:28
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「組み合わせを見ると優勝のチャンスだ。しかしチーム構成が…」。

金寅植(キム・インシク)韓国野球委員会(KBO)技術委員長(65)が、来年3月に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表チーム構成について悩んでいる。

 
06年の第1回、09年の第2回大会の監督を務めた金氏は技術委員長の立場で柳仲逸(リュ・ジュンイル)韓国代表監督(49)を支援している。

経験豊富な金委員長は現在の状況を危機ともチャンスとも見ていない。今後の意志と努力で結果が変わることをよく知っているため、後輩指揮官の柳監督を慰労し、また激励している。

金委員長は前向きに見ている。「野球というものはどうなるか分からないが、今回ベスト8入りするのはやさしい。4強入りも悲観する必要はない。組み合わせを見る限り優勝もを狙える」と語った。

韓国代表は台湾・台中で開催される第1ラウンドで台湾・豪州・オランダと同じB組に入った。ここで上位2チームが日本・東京で開催される第2ラウンドに進出し、A組の上位2チームと対戦する。第2ラウンドの1・2位チームは米サンフランシスコに行き、4チームの決勝ラウンドを行う。

第1回大会で4強、第2回大会で準優勝した韓国は、第3回大会で4強を目標にしている。金委員長は「過去に比べて悪くない組み合わせだ。韓国・日本・キューバ・台湾が第2ラウンドに進出すると予想されるが、日本代表はメジャーリーガーがすべて抜けたし、キューバも以前ほどではない」と話した。

金委員長の言葉通り日本は危機だ。日本代表はイチロー・松坂大輔など米国に進出した選手を主軸に第1、2回大会で優勝した。しかし今大会はダルビッシュ有をはじめとするメジャーリーガー全員が大会不参加を宣言し、戦力が低下した。アマチュア最強だったキューバももう恐れる相手ではないという評価だ。

韓国代表は第1・2回大会で期待以上の成績を収めたが、その過程は険しかった。06年にはメジャーリーガーがそろうメキシコと米国を倒して4強入りし、準決勝で日本に敗れた。09年第2ラウンドではメキシコに勝ち、日本と1勝ずつ分け合った後、準決勝に進出した。ベネズエラに勝って進出した決勝で日本に敗れた。韓国代表は客観的な劣勢を組織力と闘魂で乗り越えた。

しかし金委員長は「問題はチーム内にある。負傷選手が多く、代わりの選手を選んでもけがあるという選手がいる。投手陣は過去最悪」と懸念を表した。

技術委員会とコーチングスタッフは21日、代表チーム予備名簿からメジャーに進出した柳賢振(リュ・ヒョンジン、LAドジャース)、負傷中の金広鉉(キム・グァンヒョン、SK)、洪相三(ホン・サンサム、斗山)を除き、徐在応(ソ・ジェウン、起亜)、李庸燦(イ・ヨンチャン、斗山)、車雨燦(チャ・ウチャン、サムスン)を代わりに入れた。これに先立ち奉重根(ボン・ジュングン、LG)がエントリーから抜け、名簿に残っている秋信守(チュ・シンス、シンシナティー)も不参加の可能性が高い。起亜は25日、「金鎮宇が右ひじの痛みを抱えている。WBC参加は難しい」と技術委員会に伝えた。

金委員長は「(名簿が何度も変更されるのは)本当に残念だ。選手が国家観を確実に持っていればよいのだが…」とし「(大韓体育会やKBOの)行政的な支援も必要だ。代表チームの試合で選手がけがをした場合、十分な補償策が必要で、年金支払いなども考えなければいけない」と助言した。

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