【社説】北朝鮮、「核保有国」の迷妄から目を覚ませ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.23 11:34
海軍哨戒艇「天安(チョンアン)」沈没事件と関連し、北朝鮮に疑いの視線が集まっている中、一昨日、北朝鮮外務省が突然、備忘録というものを発表した。北朝鮮は核保有国であり、したがって他の核保有国と同等な立場で国際社会の核軍縮努力に参加するということだ。また必要なだけ核兵器を生産するが、核軍備競争に参加したり必要以上に核兵器を過剰生産したりはしないということだ。国際社会が認めようが認めまいが、2度の核実験までした北朝鮮は厳然たる核保有国であるため、堂々とそのように振る舞うということだ。錯覚にもほどがある。
06年10月の最初の核実験以降、北朝鮮はずっと核保有国の地位と核軍縮に言及してきた。したがって新しい内容ではないが、「天安」事件のため6カ国協議再開の展望が不透明な状況で出た立場表明という点で目を引く。「天安」に向けられた国際社会の関心をそらしながら米国に対話の圧力を加えようという意図と見られるが、「北朝鮮=核保有国」という前提自体が誤りであるため、これに基づく主張も中身がない。国際政治の現実を無視したまま自ら核保有国だと言い張るのは、恥ずかしい自己欺瞞にすぎない。