【コラム】3700兆ウォンの北朝鮮資源、中国が狙う(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.25 18:03
中国の資源欲を話す時、必ず登場するのがスーダン北西部のダルフールだ。 7年前に始まった宗教・人種紛争で数十万人が死亡し、数百万人の難民が発生したところだ。 政府軍の残酷な虐殺は国連でも問題になった。 虐殺を防ぐために05年、平和維持軍派兵決議案が国連安保理に上程された。 しかし中国の棄権で白紙になった。 しかし中国は4000人の自国軍隊をスーダンに駐屯させた。 理由は中国企業が40%の株式を保有するグレートナイル石油会社の施設保護だ。 中国はスーダンから1年間に使用する石油の約5%を輸入する。
中国はこの件で国際社会から厳しい非難を受けた。 ハリウッドでは08年オリンピック(五輪)ボイコット運動が起きたりもした。 同僚俳優や監督の非難を受けたスチーブン・スピルバーグは中国五輪芸術顧問職を辞退した。 国の体裁も悪くなった。 自ら定めた2つの外交原則も破った。 「他国の内政には一切干渉しない」と「国連など多国籍機構の意思決定を積極的に支援する」という原則だ。 資源に目がくらみ、原則と体裁には目を閉じたということだ。