韓米FTA妥結できず…最大争点は牛肉
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.11 08:45
牛肉輸入拡大問題が韓米自由貿易協定(FTA)追加協議終盤の争点に浮上した。韓国政府が「論外」としている牛肉問題が取り上げられ、双方は妥結点を見出せずにいる。キム・ジョンフン通商交渉本部長とカーク米通商代表部(USTR)代表は韓米首脳会談を翌日に控えた10日、3日目となる通産相会談を行ったが、最終合意には至らなかった。次の日程も決められなかった。したがって11日の韓米首脳会談で最終談判がなされるものとみられる。両国はすでに具体的な争点のうち相当部分で意見の一致を見た状態だ。特に米国が代表的な非関税障壁として指摘してきた燃費と温室効果ガス排出基準については、韓国が例外と認定する範囲を拡大することに同意したとされる。安全基準を緩和し関税払い戻し規模を韓国と欧州連合(EU)のFTAの5%水準に合わせる問題もほぼ合意に到達した状態だ。
それでも両国が最終署名をできずにいるのは、今まで水面下にあった複数の問題が浮上したためという分析が出ている。特に「議題としてテーブルに上がったこともない」という牛肉問題が重要な争点になったという。