クリーンディーゼル、崩れる神話=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.19 09:04
100年を超える内燃機関開発の歴史を持つドイツのブランドは逆にディーゼルエンジンの効率性に注目した。ディーゼルエンジンは窒素酸化物の排出が相対的に多いが、ガソリンエンジンと比較すれば少ない燃料で強い力を出せる。別途の装置を装着し窒素酸化物さえ解決すれば燃費が良くクリーンな車を作れると判断したのだ。
ドイツの自動車メーカーなどは窒素酸化物を減らすためにフォルクスワーゲンや日産の事件で問題になった排気ガス再循環装置(EGR)を装着し燃料が最大限完全に燃焼するようにしたり、それでも残った窒素酸化物は選択的還元触媒装置(SCR)や希薄窒素触媒装置(LNT)などの「酸化装置」を通じて取り除く方法を考案した。SCRとLNTには「白金」が使われるのでこれ自体が高価だ。自動車メーカーが最大限少ない白金を使って問題を解決しようとしたためフォルクスワーゲンのようにEGRを操作するような不正を行うようになる。