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【時論】不安定な国際秩序で危機管理するには=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.08 16:54
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最近、米国や欧州連合(EU)の対ロシア経済制裁は、欧州と米国にとっても相当な経済的影響が出ている。アディダスはロシアの店舗を減らして株価が15%急落した。多様な中東危機は石油価格の不安定に連結するだろう。現代武器と豊富な資金で武装したテロ集団の出現によって国際テロの脅威も高まる不安が大きい。

対外依存度が高い韓国は、国際秩序の構造的な脆弱性に一層の関心を傾けなければならない。韓国はエネルギー・資源・食糧の大部分を海外に依存しており、輸出と海外投資も大変重要だ。また750万人の海外同胞と年1400万人の海外旅行者がいる。今や政府だけでなく企業や個人も不安定で不透明な国際秩序に備える姿勢と努力が必要になった。

 
最初に、貿易や投資対象国の国家リスク(country risk)をよく精査しなければならない。民族・宗教・人種・文化的多様性が高い国家の中で、統合に困難がある国は危険性が高い。また主要国家間の影響力競争の断層ラインに位置する国家も危険にさらされやすい。2番目、リスク分散レベルで供給網の多角化をいつも念頭に置かなければならない。日本企業が福島原発事故やタイの洪水で部品供給に困難を経験し、全体製造工程を止めざるをえなかった教訓を忘れてはいけない。3番目、リスクヘッジ(危機回避)戦略をうまく駆使しなければならない。不安定な国際現実に照らして安全地域を中心に進出し、高まる測定不可能性を勘案してリスク回避の努力を怠ってはならない。

4番目、危機に備えた代替(backup)計画を立てておかなければならない。危機が発生した後の対応は、選択の幅も狭くてより多くのコストを伴う。5番目、海外に進出する企業や個人は、安全問題に格別に留意しなければならない。内戦・テロ・拉致・自然災害などの多様なリスクを念頭に置いて対策を用意しておかなければならない。6番目、不安定な状況であるほど情報の価値は上がる。本国と海外、民間と政府の間に情報を共有するシステムとマインドが重要だ。

海外依存度が高い私たちにとって国際情勢の不安定はありがたくないニュースだ。しかし落ち着いて準備して機敏に対応する能力を育てるならば、効率的な危機管理が可能だろう。私たちは危機管理をもはやコストではなく投資と感じなければならない。いつにもまして韓国社会の多様な主導者が緊密な協業を模索していかなくてはいけない。

申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使/法務法人セジョン顧問

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【時論】不安定な国際秩序で危機管理するには=韓国(1)

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