4カ月間で537人惨事…マレーシア航空に倒産危機、時価総額40%下落
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.21 10:45
相次ぐ大型惨事に見舞われたマレーシア航空は再起できるだろうか。英国BBCは19日(現地時間)、「マレーシア航空は今回の旅客機撃墜の直後、株価が11%急落して過去9カ月間の時価総額も40%以上落ち、倒産の可能性が出ている」と報道した。マレーシア航空は3月にインド洋上空で乗客と乗務員239人が搭乗したMH370便が失踪したのに続き、今回の旅客機撃墜事故で298人が命を失った。わずか4カ月間で自社の乗客と乗務員合わせて537人が犠牲になったのだ。
マレーシア航空は今回の前代未聞の2つの事件に見舞われる前から3年続けて経営難に苦しめられてきた。過去3年間の累積赤字だけで1兆3500億ウォンに達する。撃墜後の状況はさらに悪化した。米国CNNマネーは19日、「マレーシア航空は2つの事故による犠牲者に約15万ドル(約1億6000万ウォン)を支払わなければならない状況に置かれている」と報道した。その上、この金額は国際法上で補償しなければならない最低金額なので今後、犠牲者・遺族の損害賠償訴訟も続くものと見通した。