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【現場から】英語が得意な李容浩も、静かな李洙ヨンも結局は「のけ者」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.27 08:56
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明確に違ったが、結局は同じだった。2015年、2016年のASEAN地域安保フォーラム(ARF)夕食会に出席した北朝鮮の外相のことだ。

議長国が主催する夕食会は単にワインを飲んで社交する場ではない。他国の外相との親交関係、数十人の外相が集まった中で自然に対話を主導する能力など外交トップとしてのパフォーマンスをのぞくことができる舞台だ。北朝鮮外相が参加する最も公開的な行事でもある。

昨年8月にマレーシアのクアラルンプールで開催されたARFには当時の李洙ヨン(イ・スヨン)外相(現朝鮮労働党副委員長)が出席した。今年、ラオスのビエンチャンには李容浩(イ・ヨンホ)外相が出席した。2人は現在、北朝鮮外交ラインの2トップでもある。

 
2年連続でARFを取材し、北朝鮮の2人の外相を夕食会の現場で見ることができた。会場に現れた李洙ヨン前外相と李容浩外相の最も大きな違いは通訳だった。

李容浩外相のそばには通訳がいなかった。李容浩外相は母国語のように英語を話すという定評がある。米国の官僚が非公式的に北朝鮮の官僚に会う時、北朝鮮からは常に2人ずつ出てくるという。お互い監視しなければいけないためだが、不足する英語の実力も理由だ。しかし李容浩外相は常に一人で出てきて米国の官僚に会ったという。外交消息筋はこれを「自信の表れ」と解釈した。

李洙ヨン前外相は夕食会で常に後ろに通訳が座って説明した。司会者が英語で冗談を言うと、周囲より遅れて笑った。当時ARFに出席した政府関係者は「英語とフランス語ともに流ちょうだと聞いていたが、英語で進行された他の会議でもずっと通訳がついているのを見るとそうではないと感じた。スイスで長く勤務したため、やはり英語よりフランス語が理解しやすいようだ」と語った。

李洙ヨン前外相は夕食会で終始、硬い表情を見せ、そばに座った他国の外相とも一言も言葉を交わさなかった。夕食会の前の控え室でも状況は似ていたという。その1年前にミャンマーで開催されたARFの夕食会では行事の途中に席を外した。一方、李容浩外相は左側に座ったパキスタン外相、右側に座ったパプアニューギニア外相と談笑した。貴賓控え室で会った外相とは握手を交わした。

しかし結局は昨年の夕食会と同じ場面が続いた。夕食会場でケリー米国務長官が李容浩外相が座っているテーブルに近づくと、視線が集まった。しかしケリー長官は同じテーブルに座っているすべての閣僚と言葉を交わしながらも、李容浩外相はスルーした。ビショップ豪外相も同じだった。そばのテーブルに座った中国の王毅外相も、同じテーブルにいたラブロフ露外相も、李容浩外相には近づかなかった。李容浩外相は隣の席の外相と言葉を交わすこと以外には、一人でハラルフード(イスラム法上で食べることが許されている料理)を食べた。ワインまで一度リフィルしながら。

夕食会の最後も同じだった。夕食会は議長国の主導で数人の閣僚が舞台で一緒に踊って終わる。議長国が一緒に踊りたい閣僚を呼び出したりもする。昨年は尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が席を外そうとしたが、マレーシア外相が数回指名し、結局は舞台に立ってASEAN旗を振りながら一緒に踊った。しかし李洙ヨン前外相も李容浩外相も2年連続、席に座っていた。誰も一緒に踊ろうと誘わなかったからだ。李容浩外相は途中で席を外した。

李洙ヨン前外相と李容浩外相は違ったが、楽しい雰囲気の伝統音楽が似合わない、孤立した島のような姿は同じだった。国際社会での北朝鮮の立場をそのまま表すような夕食会だった。

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