日本野球が１１月の広州アジア競技大会にプロ選手を出場させないことを決めた。 鈴木義信全日本アマチュア野球連盟副会長は２４日、時事通信とのインタビューで、「２３日、日本プロ野球機構（ＮＰＢ）から（プロ選手が出場する）代表チームの編成が難しいという書面答弁を受けた」と明らかにした。

◇全員がアマチュア

読売新聞は先月３日、「代表チームは全員プロで構成され、主軸は若手選手になる見込み」と報じた。 ＮＰＢのプロ国家対抗戦拡大議論とかみ合い、プロ代表チーム出場の可能性は高まった。 アマチュア側も社会人および大学野球選手権大会の日程問題のため、ＮＰＢにプロ選手の出場を要請した。

しかしＮＰＢは最終的に‘不可’の立場を決めた。 鈴木副会長は「社会人野球チームに１人ずつ代表チームに選手を送り出すことを要請する。 最強のアマチュアチームを結成する」と述べた。

チョ・ヒジュン韓国野球委員会（ＫＢＯ）ＴＦチーム長は「ＮＰＢ実行委員会（ＫＢＯの理事会に相当）が１月、この問題を議論したが、賛否意思を明確に明らかにした球団はなかった。 プロ野球の日程問題、強化された反ドーピング規定、選手会との関係でプロの出場は難しい雰囲気」と話した。

ＫＢＯは２５日、ＮＰＢに問い合わせ、プロ選手不参加方針を確認した。 ＮＰＢが公式的に明らかにした理由は「アマチュア選手に国際大会の出場機会を与えるため」だ。

◇「０６年の前轍は踏まない」　

日本のプロ不参加は韓国にとって決して悪いニュースではない。 金寅植（キム・インシク）ＫＢＯ技術委員長は「代表チームは金メダルを目標にしている。 ひとまず良い知らせだと思う」と述べた。 オリンピック（五輪）正式種目から野球が外れた以上、兵役義務を終えていない選手にとってアジア競技大会の金メダルは兵役免除の唯一の機会でもある。 金委員長は「０６年の前轍は踏まない」と明らかにした。

０６年カタール・ドーハのアジア競技大会で、韓国プロ野球‘ドリームチーム’は、社会人選手が主軸だった日本代表に７－１０で敗れた。 これに先立ち台湾にも２－４で敗れ、銅メダルに終わった。

金委員長は「代表チームの構成から相手を軽く見て油断したのが０６年の敗因」とし「兵役問題も結局は金メダルを獲得して解決される」と強調した。 曹凡鉉（チョ・ボムヒョン）代表チーム監督は１月８日の記者会見で「実力中心の選手選抜」を明らかにしている。