ロッテマートが２月５日から外国人観光客の訪問が多いソウル駅店で「外国人付加価値税即時払い戻し制」を導入すると３１日に明らかにした。

韓国政府は消費と観光活性化のため外国人観光客の物品購入時の付加価値税即時払い戻し制を今年初めから施行すると公布した。

これに伴い外国人観光客は１人１００万ウォン（約１０万円）の限度内で、１件当たり３万ウォン以上２０万ウォン未満の物品購入時に付加価値税を除いた金額で購入が可能になる。

今回「外国人付加価値税即時払い戻し制」を導入したロッテマートのソウル駅店にはレジごとにパスポート認識装置が設置され、これを通じて外国人は付加価値税が除かれた金額で商品を購入できることになる。

ロッテマートは中国の春節期間中に中国人を含む外国人観光客が増えることを考慮し、本格的に連休が始まる前の来月５日から外国人付加価値税即時払い戻し制を導入することで外国人観光客の便宜を高める考えだ。

今回の即時払い戻し制導入の最初の店舗が外国人観光客の必須訪問コースとなっているロッテマートソウル駅店のため多くの観光客が恩恵を得られると予想される。

実際に一般大型マートの外国人売り上げ構成比は平均１％に満たないが、ロッテマートソウル駅店の場合１５％を占めるほど外国人の売り上げ割合が高い。

一方、ロッテマートはソウル駅店をはじめ外国人観光客の訪問が多い店舗から順次外国人付加価値税即時払い戻し制を導入し、４月末までに全店に拡大する計画だ。

ロッテマートのイム・ジェチョル財務部門長は「即時払い戻し制の導入でロッテマートを訪れる外国人のショッピング便宜性がさらに高まるものとみられる。これを通じ景気活性化にもつながるとの判断で全店への拡大も急ぐ計画だ」と話している。