海運危機でも中小規模の会社はなぜ黒字?=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.05 07:57
中小海運会社は海運同盟(アライアンス)に編入されていないが、アジア域内で共同運航形態で効率性を追求する。例えば、高麗海運は全体77運航航路のうち55航路で他社と共同で航路を運航している。タイ航路は国内船会社チョンギョン海運・チャングム商船の船をそれぞれ2隻ほど活用して運航し、韓国-中国-マレーシア航路はフランス船会社CMA-CGMのアジア支部のCMCと共同で運航する。
海運会社の多数が黒字という状況で現代商船・韓進海運が条件付き自律協約を締結すると、判断ミスなど最高経営責任者(CEO)リスクも取り上げられている。玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代グループ会長と崔恩瑛(チェ・ウンヨン)前韓進海運会長は専業主婦だったが、夫の死去後に突然CEOに選任された。CEOの判断ミスとされる代表的な例が傭船料だ。両社は傭船料が最も高い海運業好況期に長期傭船契約を結んだ。当時締結した傭船料は現在の相場より5倍以上高いと推定される。