韓国政府、1兆4000億ウォン投入…海運業界を生かす
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.31 13:45
韓国政府が、12億ドル(約1兆4000億ウォン)規模の船舶ファンドを作って経営危機を体験している海運会社を支援することにした。資金難に苦しむ国内の海運会社は、莫大な資金が必要な船舶を新たに発注するのが難しい。このため競争力が落ちる悪循環に陥っている。これを打開するために新しい船舶を発注する際に船舶ファンドが資金を出して、代わりに海運会社は新しい船舶を賃貸して使えるようにするという話だ。新しい船舶の発注が行われれば注文減少で苦戦中の造船業も息がつながる展望だ。1997年の通貨危機で海運会社が危機に処すると2002年に初めて船舶ファンドを導入した。
政府は30日、経済関係長官会議でこのような内容の海運・造船業の構造調整計画を確定した。船舶ファンドはひとまず12億ドルで推進するが、需要を見守って拡大することにした。40%は産業銀行・輸出入銀行・韓国資産管理公社・KDB(産銀)キャピタルなど政策金融機関が負担して10%は海運会社が引き受ける。残りの50%は貿易保険公社の一部保証条件で民間金融機関が参加する。イ・ミョンスン金融委員会構造改善政策官は「12億ドルは超大型コンテナ船10隻を発注できる規模」といった。