【社説】李大統領、何のために特検延長を拒否したのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.13 16:27
李明博(イ・ミョンバク)大統領が、ソウル内谷洞(ネゴクドン)私邸用地不正購入疑惑を捜査しているイ・グァンボム特検チームの捜査期間延長要求を拒否した。これを受け、疑惑が十分に糾明されないまま、捜査が14日に幕を下ろすことになった。大統領自身をめぐる疑惑を自ら隠す格好になったという点で納得しがたい決定だ。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)は昨日、「必要な捜査は十分に行われた。最近、私邸用地が国に売却され、事実上、原状回復した」と拒否の背景を説明した。また「青瓦台は特検捜査にできる限り誠実に協力した。捜査がさらに長引く場合、任期末の国政運営に支障が懸念され、特に厳正な大統領選挙管理への悪影響が避けられない」と述べた。こうした結論を報告し、李大統領の裁可を受けたという説明だ。これに先立ち青瓦台はこの日午後、特検が「青瓦台が任意提出した資料は十分でない」として警護処に対する家宅捜索令状を執行しようとすると、これを拒否した。