【噴水台】少子化のジレンマ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.22 13:05
朝鮮時代王たちも出産奨励に力を尽くした。伝染病が一度広がれば人口3分の1が決まって減ったからだ。双子3組以上生めば米と豆10俵を下した。当時、米10俵なら棚田2千坪分の値段だ。「出産祝い金」としてはスケールが大きかった。
「明宗実録」は江原道原州(カンウォンド・ウォンジュ)で3人の双子、慶尚道梁山(キョンサンド・ヤンジュ)では4組の双子が生まれた慶事を伝える。凶年が数年続き、戸曹が米一袋分下げようという建議をした。しかし明宗は「国庫が今すぐ底をつくわけではないではないか」と、どなったという。人口拡充の意志がそれほど強かったのだ(チャン・ハックン「私たちの知らなかった朝鮮」)。