◆３人の子女大学進学・定年延長＝３人以上の多子女に対する大学入学試験特例入学と親の職場定年延長は出産に対するニンジン策だ。これから出生する３人目以降の子どもと親にこのような恩恵を与えるというのだ。農漁村典型のように多子女典型を作り、高校と大学の学費は政府予算で支援する予定だ。国民の高い教育熱を活用した政策であることだが、こうした措置は２０年後にでも実現できる長期構想だ。大学とはもちろん民間企業との事前調整と協議が必要な事項だ。大学定員と企業の雇用システムに変化が必要だからだ。

◆シングルマザー差別撤廃＝政府が出産率を高めることで期待する部分は、シングルマザーの差別撤廃だ。フランスなどヨーロッパ各国がシングルマザーたちが自由に出産するように支援し、出産率を大きく上げたとし、これをベンチマーキングするというのだ。政府が先頭に立ってシングルマザーを奨励するのではないが、出産をする場合なら、既婚者と同等に支援をしなければならないという立場だ。このようにすれば望まない妊娠をした場合でも不法堕胎よりは出産を選択する可能性が高いからだ。来年初めの財政戦略会議時、なるべく多くのシングルマザー支援予算を編成する方針だ。今年、福祉部は企画財政部にシングルマザー支援のための予算２７５億ウォンを要請した。これに対してクァク・スンジュン委員長は「企画財政部とすでに協議を終え、李大統領も予算支援に共感を示した」と述べた。
「少子化対策」未来企画委の構想は（１）

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