【中央グローバルフォーラム】2 「中国が資本主義救い出せるか」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.08 11:01
▽英紙フィナンシャル・タイムズのデビッド・フィーリングアジア担当エディター=中国経済の急成長は統計などで立証付けられる。30年前は資本主義が中国を回生させるかが問われたが、いまや中国が資本主義を危機から救い出せるかという問題が注目を集めている。中国は経済的に発展したが、北東アジアでの影響力には依然として限界がある。中国経済は今後も成長するだろう。しかしもう少しバランスの取れた安定的な経済発展を実現するためには多くの障害物を乗り越えなければならない。
▽米紙ニューズウィークのメリンダー・リュー北京支局長=中国では「3Tと1F」が問題だった。天安門、台湾、チベットが3T、法輪功(ファールンゴン)が1Fだ。しかし時間が過ぎるにつれ、こうした諸懸案は相当部分解決されつつある。その代わり、2つの新たな障害物が登場した。ひとつは創意の不足であり、もうひとつは漢族の排他性だ。創意の不足は教育から始まる。中国では産学協同がきちんと行われず、ハイレベルの人材は海外留学経験者らが占めている。漢族の排他性は盲目的の愛国主義や国粋主義という形で現れる。チベットや新彊ウイグル自治区での暴動で分かるように、漢族は少数民族が悩みの種と考える。中国が責任ある超大国になるためには民族的排他性を脱却しなければいけない。