政府が検査を減らす代わりに新型インフルエンザの治療剤「タミフル」を積極的に投与する方向に方針を変えた。患者と確定する前でも、ひとまず患者と疑われれば医師の判断によりタミフルを投与することにした。現在は感染者と確定した患者や、海外旅行経験など疫学的関連性がある疑い患者だけに制限的に投与されていた。新しい指針は21日から適用される。
疾病管理本部の李鐘求(イ・ジョング)本部長は「肺炎の合併症の懸念が高い高危険群が発熱・せきなど新型インフルの症状を見せれば、検査せずにすぐタミフルを投薬する」と述べた。副作用や耐性が懸念されるが、拡散を防ぐことが急がれるとし方針を変更した。