－－あなたの書き込みが現場経験のない人が書いたにしては難しいものだと専門家が言っている。

「全然難しい書き込みではない。この１０年間に本を読み知識を蓄積して書いただけだ。高く評価してくれむしろ戸惑っている」

－－検察ではミネルバの書き込みがあちこちからつぎはぎしたものだとしているが。

「そういう面がある。私が得た情報（社説・寄稿文・統計資料）を引用すればそう感じるしかないだろう」

－－一部では「貧しい者のために書き込んだ」というあなたの言葉を引用している。あなたをロビンフッドだというネットユーザーもいる。ある人たちにとってはあなたは英雄だ。こうした評価についてどう思うか。

「過度に高く評価したようで戸惑っている。私は普段から‘国があり、私と私の家庭がある’ではなく、‘私と私の家庭があり、国がある’と考えて生きてきた。そういう心境で書き込んだ」

－－書き込みで極事実主義者だとよく明かしていたがどういう意味か。なぜ自身を‘サツマイモを売る老人’と言ったのか。‘黄色いウサギ’はどうして作った造語なのか。

「事実を基にして現実的に見るという立場のためそういう表現を使った。‘サツマイモを売る老人’は親近感を示すために使った。‘黄色いウサギ’は日本資本を指したものだ」

－－オスカー・ワイルドの言葉が好きだと書き込みで見た。どんな言葉が好きか。

「愛国は邪悪な者の美徳だ」




「１０年間蓄積した知識で書いた」…‘ミネルバ’インタビュー（１）