ソウル中央地検麻薬組織犯罪捜査部は19日、筆名「ミネルバ」を使ってネット世界の経済論客として名をはせたパク・テソン容疑者を逮捕した事件で、月刊誌「新東亜(シンドンア)」が「ミネルバ」と自称するKさんとのインタビューを掲載したことについて「自称・ミネルバは数人あり得るが、ポータル・ダウムの掲示板アゴラに集中的に書き込んだ‘問題のミネルバ’は逮捕されたパク・テソン容疑者(31)で正しい」と明らかにした。
匿名を求めた検察当局者は「虚偽情報を含めていると判断した2つの書き込み(昨年7月30日と12月29日にそれぞれアゴラに掲示した内容)と▽米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)▽通貨ウォンや株価の暴落--などを予測した文のIPアドレス(インターネットに接続するコンピューターに割り当てられた認識番号)がパク容疑者のものだった」と確認した。この当局者は「パク容疑者の電子メールと携帯電話の通話内容を分析したところ、共犯者がないとことを確認できた」と説明した。