サンタクロースの格好をした男がクリスマスに銃を乱射し、８人が死亡する事件が発生した。
米カリフォルニア州ロサンゼルス東郊４０キロメートルにあるコビナで２４日（現地時間）深夜、サンタクロースの衣装を着た男が元妻の親族宅に押し入り銃を乱射、少なくとも８人が死亡したと、ＡＰ通信が報じた。
ＡＰ通信によると、ブルース・ジェフリー・パルド容疑者（４５）は同午後１１時４５分ごろ、元妻の親の家へ向かった。サンタ姿の容疑者はプレゼントのように見える大きな荷物を抱えていた。８歳の女児が扉を開けると、同容疑者は突然銃を取り出し、乱射し始めたという。
家族や子どもなどパーティーには２５人が参加していた。１６歳の少女は背中を撃たれ、２０歳の女性は逃げるため２階の窓から飛び降り、足首を骨折した。
警察は、元妻との離婚をめぐるトラブルが動機となった可能性があるとみている。親せきらの証言によると、パルド容疑者は１週間前に約１年間の結婚生活を終える離婚届に署名した後、極度に興奮した状態だったという。犠牲者の家族の友人は「クリスマスは（家族と一緒に過ごす）特別な日。それが犯人を刺激したのかもしれない」と話した。