世界自動車産業危機論が浮上している。 原油価格の高騰が主犯だ。 この数年間、勢いよく成長してきた日本のトヨタ自動車は、今年、世界販売目標を大幅に引き下げた。 当初の985万台から950万台に下方修正したと、日本経済新聞が23日報じた。 トヨタが販売目標台数を減らしたのは、99年にダイハツや日野自動車などトヨタグループ内の自動車系列会社の実績を合算し始めて以来初めて。 トヨタは今年ゼネラルモーターズ(GM)を抜いて世界販売1位になった後、来年は1000万台超を目標にする計画だった。
日本はもちろん米国・ヨーロッパで大型車の需要が大きく減った影響が最も大きい。 トヨタの上半期の北米販売は前年同期比7%減の124万台にとどまり、ヨーロッパでも7%減の61万台となった。 内心期待した中国市場でも上半期の販売増加率が予想を下回った。