先月中旬、慶南昌原(キョンナム・チャンウォン)のLG電子エアコン工場を訪れた張富士夫トヨタ自動車会長は、具本茂(ク・ボンム)LG会長に何度も「立派だ」と称賛の言葉を伝えた。乾いた雑巾も絞るように費用を減らすトヨタ方式は、全世界メーカーのベンチマーキングの対象だ。張会長は「トヨタより立派な部分も多い」と感嘆した。トヨタ8大協力企業のひとつ、岐阜車体工業の星野鉄夫会長は「自ら問題点を見つけて改善するトヨタ方式の核心を昌原工場はよく表している」と言った。
2日、記者が訪れた昌原工場エアコンラインは見かけは2年前と大きく差はなかった。「今年、2000万台生産、グローバル売上げ70億ドルを果たそう!」という表示板に役員から社員代表まで署名したものが建物の入口に目立つ程度だった。しかし、エアコン生産チームのク・ソックン部長は「生産ラインは生物のようで、絶えず変化する。内容が大きく変わった」と自信を見せた。