<洞爺湖サミット>「北朝鮮はすべての核兵器を放棄すべき」(2)
◇原油価格高騰対策=主要8カ国(G8)首脳が原油価格の急騰に共同で対応することにしたのは大きな成果だ。 その間、G8は国際原油価格の高騰に懸念を表明してきただけで、立場が少しずつ違っていた。 日本・ヨーロッパ国家とは違い、ロシアは主要石油輸出国に浮上し、国際原油価格の高騰を歓迎する立場だった。 しかし世界経済全体が打撃を受け、共同対応に乗り出すことになっただ。
特に、短期投機性資金のヘッジファンドなどの投機防止対策に米国が参加した点は意味が大きい。 米国はその間、ヘッジファンドの投機による原油価格高騰に対し消極的な姿勢を見せてきた。 ヘッジファンドのほとんどが米国系金融資本であるだけに、米国にとって損失はほとんどないという計算があったのだ。