彼の名前はウァレリウス。 紀元前509年、ローマの第2代執政官だ。 韓国でいう大統領だ。 実際、李明博(イ・ミョンバク)大統領と似た点が少なくない。 彼は有名な資産家で、戦闘がある度に勝利した。清渓川(チョンゲチョン)神話に加え、お金が多い李大統領と似ている。 2人が執権から100日で人気が落ちたのも同じだ。 ウァレリウスは4頭の白馬に乗って凱旋したのが問題だった。 昔の王がしていた壮大な行事だった。 ベリアン丘に宮廷のようにそびえる邸宅も憎まれた。 「ウァレリウスが共和政を倒して王位を狙う」。ローマがざわついた。
民心離反はさらに進んだ。 動員令が下されても市民は戦闘に出てこなかった。 渓谷に集まり、夜通し篭城した。 ウァレリウスは丘の上の邸宅からこの光景を見下ろした。青瓦台(チョンワデ、大統領府)後方の山でろうそくの火を見守りながら「朝の露」を聞いた韓国の大統領を思い出す。 しかし2人の共通点はここで終わりだ。 次の場面から完全に違う。