「国際会議に行けば韓国の発言権は想像以上」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.21 15:51
ソウル大法大を卒業した後に外交官になった趙兌烈(チョ・テヨル)大使は、地域通商局長、通商交渉調整官を務めた通商のスペシャリスト。今年3月に駐スペイン大使を終えて帰国し、6月から初代の開発協力大使になった趙氏は、国際舞台で韓国の地位について、「私たちが自負心を持って援助する時期になった」と強調した。韓国が「先進国-開発途上国」の懸け橋の役割を十分にできるということだ。
「実際、少し恥ずかしい。潘基文国連事務総長も『国連事務総長として恥ずかしい』という発言をよくする。これまで先進国と後進国が対立する懸案で、私たちは沈黙するケースが多かった。問題によっては先進国や後進国の後ろに隠れたりもして…。しかし今は変わっている。昨年のG20首脳会議で開発アジェンダを立案し、積極的に推進したのは韓国だ。国内では‘自分たちも大変なのにどこを助けるのか’という声もある。克服しなければならない課題だ。国際社会は韓国を決して開発途上国と見ないが、私たちの国民の胸中には途上国のメンタリティーが残っている。そうでありながらも先進国として待遇されることを望む。国格に合う国際社会の行為者になるために必須なのが援助問題の視野を広げることだ」