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【噴水台】小学生用漢字300字戦争=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.20 16:39
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「教育課程の改編は想像を越える権力闘争だ」。2007年1月16日当時、金信一(キム・シンイル)教育副首相から聞いた話だ。時代の変化に合わせて教育課程には手を入れるべきなのに、関連する教師・教授・団体が激しく対立して手がつけられないという告白だった。10年なら山河も変わるというのに、権力闘争は変わらない。小学5~6年生用の基本漢字300字をめぐる戦争だ。教育部が2019年から小学教科書に音と意味の表記が可能な標準漢字300字を定めようとして、10年前と同じことが繰り返されている。

まず、漢字表記を賛成する学界・団体の主張。「(1)記念シクスは記念で飲むシクスでしょうか。(2)落星デはどこにある大学でしょうか。(3)口蹄ヨクは地下鉄何号線でしょうか。(4)試験がうまく行かずサギが落ちたが、ご飯を食べていてサギを落としました」。学習者からこのような質問を受けたら? 「(1)シクスは『植樹』と『食水』(飲料水)、(2)デは家の跡地の『垈』と大学の『大』、(3)ヨクは伝染病の『疫』と地下鉄の『駅』、(4)サギは士気と沙器の意味の違いをそれぞれ漢字で説明するのが効果的」というのが漢字表記擁護論者の立場だ。難しい漢字を教えようというのではなく、興味を誘う道を開こうということだ。

ハングル学界・団体の主張は正反対だ。前後の脈絡を見れば理解できる単語なのに、まだ脳が熟していない子供たちに漢字の負担と恐怖心だけ植え付けることになるとして賛成派をけん制している。漢字表記で混乱するとも主張する。(1)建設(2)団束(3)対象(4)事実などがその例だ。小学生の水準に合うように、訓通り教えるべきだが「建設は施す『設』の意味が通じず、団束は意訳に意訳をしなければならず、対象は『象』と繋がらず、事実は『実』の意が曖昧だ」と主張する。

 
両者の神経戦は続く。「韓日中は同じ漢字文明圏なのに、教えるのが遅れれば漢字格差(ディバイド)ができる」「中学校の時に始めても遅くない」という論旨もきっ抗する。苦しいのは教育部だ。「顔色伺い大王」らしく、小学生用漢字300字を定めておきながら2カ月間発表を先送りしている。権力闘争にまた巻き込まれたためだ。そうしながらも、ドナルド・トランプ米国大統領の4歳の孫娘が唐詩をすらすら暗唱している動画を見て、ハングル専用論者が譲歩すればいいのにという。人工知能(AI)が外国語を次々と翻訳する時代が来ても食卓の「箸とスプーン」のようにハングルと漢字の関係は変わらない。適切な教育時期と混用の妙味を活性化させる知恵を今こそ集めるべきだ。小学5~6年生漢字教育、世宗大王(セジョンデワン)はどのように思われるだろうか。

ヤン・ヨンユ/論説委員

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