「活字の国」朝鮮、82万の活字よみがえらせる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.22 14:49
21日午前ソウルの国立中央博物館の常設展示館1階。8×1.5メートルサイズのショーケースに金属活字5万字余りがずらっと並んで置かれている。この日に開幕した特別展「活字の国、朝鮮」(9月11日まで)の会場だ。イ・ジェジョン学芸員(53)が舌を出して言った。「本当に死ぬような思いだった。活字の1つひとつを部首・形態・時期別に整理した。余計な苦労は別になかった。今や『活字地獄』からしばらく抜け出したようだ」
「活字の国」朝鮮の全貌が、私たちのそばまで迫ってきた。現在、国立中央博物館の地下収蔵庫にある朝鮮時代の活字は計82万字余り。そのうち金属活字は50万字余りに達する。ほとんどが17~20世紀の朝鮮王室と官庁で使っていたものだ。量と質ともに世界で最大・最高水準だ。高麗時代に開花した金属活字を花開かせた朝鮮時代だったが、その全体の姿が公開されるのは初めてだ。