【社説】潘基文、大統領望むなら厳しい検証を求めよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.26 13:11
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が大統領選挙出馬の意向を示すとともに金品授受疑惑に包まれた。20日に行われたニューヨーク駐在特派員団懇談会で「わが身を燃やしてでも(大統領選挙に)行く用意がある」と明らかにした直後に「朴淵次(パク・ヨンチャ)前泰光(テグァン)実業会長から23万ドルを受け取った」という疑惑がメディアを通じて提起されたのだ。潘事務総長は「朴氏とは一面識もなかった」と一蹴したが、「共に民主党」は、「検察は迅速に捜査に着手すべき」と要求し、事実上「潘基文検証戦」が幕を上げた局面だ。
過去大統領選挙に出馬した有力候補は例外なくこうした類の疑惑に包まれてきた。潘事務総長もやはりおいの潘ジュヒョン氏が潘事務総長の名前を売って契約金をだまし取った容疑で59万ドルの賠償責任判決を受けるなど、親戚の不正疑惑から自由でない。潘事務総長自身も「親朴政治家らにロビー資金を渡した」という主張とともに命を絶った成完鍾(ソン・ワンジョン)元京南(キョンナム)企業会長との親密な関係が話題になったことがある。