潘事務総長に金品渡したという朴淵次氏の書面・口頭陳述あった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.26 09:39
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が朴淵次(パク・ヨンチャ)前泰光(テグァン)実業会長から23万ドルを受け取ったという報道に信憑性はあるだろうか。
疑問を解くためにはまず2009年に朴淵次ゲートが始まった背景と捜査過程を見ていかなくてはならない。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を死へ追いやるほど執拗に行われた大検察庁(最高検)中央捜査部の捜査目的が何だったのかも合わせて解かなければならない。当時事件に関連した検事らが最近の政局の中心に立っている人物である点も目を引く。禹柄宇(ウ・ビョンウ)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)民情首席秘書官は中央捜査部1課長で主任検事であり、洪満杓(ホン・マンピョ)弁護士は会見を担当した捜査企画官だった。李仁圭(イ・インギュ)弁護士は大検察庁中央捜査部長、朴英洙(パク・ヨンス)崔順実(チェ・スンシル)国政介入事件特別検察官は朴淵次氏の弁護士だった。事件に関連した検事と元検事、青瓦台関係者らがこれまでにした説明を基に当時の事件を再構成する。だが潘事務総長を相手にした検察調査が行われてない上、潘事務総長も疑惑を全面否定しており、彼らの主張が実体的真実だとみることはできない。未完の事件である格好だ。