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【社説】信頼危機の黄教授、倫理を再点検する機会に

2005.11.24 19:24
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ソウル大・黄禹錫(ファン・ウソック)教授がこれまで提起されていた卵子関連の疑惑を全て認め、国民の前で謝罪するための記者会見を行った。2人の女性研究員から卵子の寄贈を受けており、売買された卵子が研究に使われた事実も伝え聞いた、と認めた。これまでの偽りの釈明について「卵子を提供した女性研究員がプライバシーの保護を要請したため」と打ち明けた。

今後、研究だけにまい進するという確認とともに、黄教授はクローンES細胞バンクの評議会議長など全ての兼職から退く、と明らかにした。黄教授が、遅れながら率直かつ公開的に誤りを認め、謝罪したのは幸いである。輝かしい研究業績に汚点が生じ、ES細胞の研究日程が狂うかもしれないが、避けられないことだ。しかし、偽りの釈明を繰り返し、疑惑の輪郭が事実として固められた後になってこそ、やむをえず誤りを認めたのは、残念なことだ。

 
それによって、研究チームの信頼性が傷付けられ、クローンES細胞バンクなど国内外の研究ネットワークが揺れる手痛い損失を招くようになった。ES細胞は、難病治療という医学的な観点からも、途方もない付加価値を持つという産業的な観点からも、あきらめられない研究対象だ。卵子をめぐる波紋にもかかわらず、ES細胞の作製は中断されることなく、行われなければならない。

韓国社会の構成員の大多数も、今回の事態を教訓にし、黄教授チームが研究に拍車をかけてくれることを声援している。市民らの自発的な卵子寄贈運動が広がっているのも、そうした理由からだ。しかし、ES細胞はその途方もない魅力のために、誰しも過慾の誘惑を受けやすい、との点が問題だ。今回の卵子波紋は、長い見地から考えれば、ささいな是非にすぎない。

ソウル大獣医大のIRB(施設内倫理委員会)も「卵子入手の過程で、法規定と倫理準則を違反したことはなかった」と明らかにした。だが、ES細胞研究は、いつかは「ヒト・クローンをめぐる議論」という決定的な倫理是非を避けれない運命にある。こうした状況から、黄教授チームが早くも信頼性の危機に直面したのは、深刻な問題である。倫理の疑惑に包まれた研究チームに、人間の生命に直結した研究課題を続けて任せるべきか、という是非を呼びおこす素地を排除できない。

今後、国内外の監視の視線が絶えず黄教授チームを追いまわすはずであり、それは、研究チーム自らが耐えられなければならない業報だ。黄教授が公表したように、倫理と科学は人類文明を率いていく2つの輪である。科学研究は倫理の枠組みの中で行われるべきだが、現実より先に進む科学を支えられない場合も稀ではない。だが、それが弁解の口実にはなれない。まして人間の生命と尊厳性に直結したES細胞研究では、さらに厳しい倫理意識が求められる。

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