視力取り戻したコンゴの少女「ありがとう韓国」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.07 13:45
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白内障の手術を受けて9日目の先月15日、アムベナが「ありがとう、韓国(Merci、Coree)」と書いた文を持って家族と共に撮って送ってきた写真。祖母も白内障手術を受けた。(写真=グッドピープル)
先月6日、中央アフリカのコンゴ民主共和国(以下DRコンゴ)のキンシャサにあるネンガレマ国立病院。白内障手術を受けるために30人余りの患者が列をつくって座っている。彼らの間に見えるのは6歳の少女アムベナ・グラス。この少女は生まれた時から白内障を病んでいる。今まで母親の顔も、鏡に映った自身の顔もはっきりと見たことがない。学校に入ったが、黒板の文字を見られず読むこともできない。ぼやけた霧の中をさ迷うように、いつも希望のない一日が続いた。前が見えない娘のために心を痛めていたアムベナの母親トゥムバ(43)に希望の便りが入った。東方の国、韓国で無料で白内障を手術する国際スローガン開発NGOグッドピープル世界失明予防団が、自分たちの村から15分ほど離れたDRコンゴの首都キンシャサに来たというのだ。全人口の75%である5000万人が一日1ドル未満の生計で暮らす絶対貧困の国に生まれた理由で、きちんとした治療を一度も受けることができなかった。国立病院はあるが白内障を手術する医師や設備さえない。今回失明予防団は劣悪なDRコンゴの医療状況を考慮して、手術に必要な顕微鏡やモニターなど計650キログラムに達するすべての装備を韓国から持ち込んだ。眼科専門医、検眼師、看護師、薬剤師、通訳など20人余りが5、6の2日間で61人の白内障患者を手術した。
アムベナの手術は、チェ・ギョンベJC光の希望眼科院長が担当した。両側の目はともに手術が成功した。チェ院長は「貧しい国で生まれたという理由で医療の恩恵を適切に受けられず一生不便な体で世の中を生きていかなければならないのは悲劇だ。彼らに希望を与えることができて感謝するだけ」と話した。