【コラム】FRB、7年ぶりの派手な外出=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.16 17:13
香港に本部を置くA金融会社は最近、保有していたアジア企業の株式をすべて売った。会社関係者は「年末に社員が休暇を楽しむために株式を処分した」と言葉を流したが、内心そうではない。米国連邦準備制度理事会(FRB)が16日(現地時間)に基準金利を上げると見て出した決断だった。この会社の幹部はこのように話した。「FRBの金利引き上げがグローバル経済に衝撃波を出すのか、コーヒーカップの中の台風に終わるのかは予断できない状況だ」。
世界が静まり返っている。遠い空から徐々に近づく暗雲の正体が何なのか目と耳に神経を集中している。国際原油価格は自由落下中だ。新興国では資本の流出が現れている。アジアをはじめとする主要諸国の株式市場も力を失っている。