94年に新興国襲った“テキーラワンショット”…「今回の韓国は体力備える」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.14 10:31
「世界の中央銀行」に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定は特別だ。ここで金利を下げれば資本は米国市場を離れ金利の高い投資先を追いかける。反対に金利を上げればドル金利の果実を得るため米国に集まる。逆に言えば世界のあちこちに流れたお金が引き潮のように抜け出るという話だ。基礎体力が弱い新興国からふらつきやすい。韓国も引き潮を避けることができなかった。1997年の通貨危機がその証拠だ。ところが米国が2006年12月16日以降9年間にわたり据え置いていた金利を上げる見通しだ。現地時間15~16日の2日間に予定されたFRBの連邦公開市場委員会(FOMC)定例会議でだ。今回の引き潮の影響はどうだろうか。
これと関連し大韓商工会議所は韓国が米国の金利引き上げにともなうドミノ影響圏から抜け出る可能性が高いという分析を出した。13日に発表した「米国金利引き上げの波及効果と対応戦略研究」報告書を通じてだ。