原油安のブーメラン、世界経済が震える(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.09 09:23
国際原油価格の自由落下が再び始まった。石油輸出国機構(OPEC)が減産合意に失敗した後遺症だ。8日のドバイ産原油は前日より4.11%落ちた1バレル当たり38.54ドルで取り引きされた。2008年12月以降で最も低い数値だ。7日のニューヨーク商品取引所で2016年1月引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は前取引日より5.8%下落の1バレル当たり37.65ドルで取り引きを終えた。2009年2月以降で最も低い水準だ。この2間の下落幅は8.3%に達した。
WTRGエコノミクスによると国際原油価格はすでに1970年以降の平均原油価格である1バレル当たり37.93ドル(2010年ドル基準)に近づいている。米投資銀行ゴールドマンサックスは「国際原油価格が1バレル当たり20ドルまで落ちる可能性がある」と予想する。一時原油価格が1バレル当たり100ドルを上回り1869年以降の超長期平均値である1バレル当たり25ドル以下へ急落する恐れもあるという話だ。