【コラム】韓国に必要な「忘却なき」前進(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.20 13:33
前回のワールドカップ(W杯)の時ほどは多くの人々が応援に集まらなかった。だが赤いTシャツに入った「コリア・ファイティング」の文面は鮮明だった。一部のファンたちは前日の夜10時から良い席で応援するために光化門(クァンファムン)広場で野宿するために集まっていた。ロシアチームとの勝負は惜しくも1対1に終わった。
水曜日の朝、赤い悪魔(レッドデビルズ)の人波の叫びが近くから聞こえるその場所で、セウォル号惨事犠牲者を追悼する黄色いリボン数千個が新鮮な朝の風になびいていた。前日夜のテレビニュースは、セウォル号乗務員裁判と翌日の韓国-ロシア戦の展望ニュースを行き来した。ニュースアンカーの浮き立つ気持ちの一角にも、悲しみが占めていた。